搾取され続けた農民が生きていくために、身の回りにある泥を固め、暖炉や日干しで乾かし、彩色を施して、それを食べものと交換したと言われています。
北方では180年の歴史がある天津の『泥人張』(泥人形を作る張という人)、南方では数百年の歴史がある江蘇省無錫市恵山(コウソショウ ムシャクシ ケイザン)の『恵山泥人形』が有名です。
素朴で落ち着いた色合い、一人一人に表情があり、何か言いたげです。微妙な表情が、何とも愛くるしいです。
左端の子どもは、恥ずかしそうにハーイと手を挙げているのでしょうか。褒められて照れているのでしょうか。それともいたずらをして「ごめんなさい。」と反省しているのでしょうか。
中央の子どもたちは、自分のからだよりも大きな桃をかかえています。落とさないように…。二人で力を合わせ、踏ん張っています。
右端の子どもは、おしりの部分が大きく開いている股割れズボンを穿いてます。(下段右端の写真がよくわかります。)少し、遠くをじっと見つめています。何があるのでしょう。気になります。
これらの小さな泥人形を前に、あれこれと思いをめぐらすひとときは楽しいものです。職場のデスクトップパソコンの下に置き、仕事で少し疲れたときはチラ見をし、ほっこりしていました。
📝
★桃
中国では、不老長寿の力があるとされ、縁起の良いものとされています。
★股割れズボン
しゃがむとお尻が出て、用が足せるようになっており、立ち上がれば閉じるようになっています。そのため、ズボンを脱がせることなく、素早く用が足せます。子どもがトイレを覚えるのに役立つという意見もありますが、決して衛生的ではありません。大都市では見かけることが少なくなっているようですが、田舎ではまだまだ根強い需要があるとのことです。
これらの泥人形は、北京師範大学に留学していた時(1992年9月~1993年7月)、北京で購入したものです。留学時の楽しい思い出とともに、とっても愛着があるものばかりです。
🔹サイズ🔹
[左]幅約3.5×奥行約3.5×高さ約5㎝ [中央]幅約8×奥行約4.5×高さ約5.5㎝ [右]幅約3×奥行約8×高さ約4㎝
🔹素材🔹
泥