1.六角形小物入れ
五彩(ゴサイ)の六角形小物入れです。
五彩とは一度、高温で焼き上げた白磁(ハクジ)や染付(ソメツケ)に上絵具(ウワエノグ)で絵付けをし、再び錦窯(キンガマ)とよばれる小型の窯に入れて焼きつける技法のことで、中国では五彩、日本では色絵(イロエ)と呼ばれています。
起源は金代(1115年~1234年)とも元代とも言われています。発掘調査などで元時代から生産された説が有力ですが、正確なことは現在もわかっておらず、調査が続けられています。
五色のみを使っているわけではなく、同じ技法で焼かれていれば、二色でも六色でも五彩と呼びます。
白地に赤、青、緑、黄、茶の淡い色彩が心を和ませてくれます。胴体部分が銀製で、五彩との組合わせにより、上品さとちょっぴりゴージャスさを感じさせてくれます。蓋と胴体部分はつながっており、蓋裏は鏡になっています。小ぶりですので、かばんの中にしのばせて、持ち運びも◎
🔹サイズ🔹
幅約4.5×奥行約4.5×高さ約2.5㎝
🔹素材🔹
粘土・銀メッキ
2.長方形箱
銀メッキ製です。メッキとは言え、以前は銀独特の輝きを放っていたのですが、やはり二十数年の歳月にはかないません。しかし、歴史を感じ、それもまたよし?!
この画像ではわかりにくいですが、中央部分が少し、高くなっています。また、底裏には木にとまっているかのような鳥の模様が施されています。蓋も合わせにくくなっていますが、まだまだ使えます。
ケースの中に、留学当時使用していた中国の硬貨、1元、5角、1角を入れていますが、現在のものとはデザインや形が異なります。1元=10角です。
🔹サイズ🔹
幅約7.5×奥行約5.5×高さ約3.0㎝
🔹素材🔹
銀メッキ