週刊ヤングジャンプで連載中の原 泰久(ハラ ヤスヒサ)さんの大人気コミック『キングダム』の実写版。
映画では、中国春秋戦国時代(紀元前770年~紀元前221年)、中華・西方の国「秦」を舞台に、天下の大将軍になることを夢見る戦争孤児の少年・信(シン)が、中国統一を目指す、のちの始皇帝・贏政(エイセイ)に協力し、贏政(エイセイ)の異母弟、成蟜(セイキョウ)から王座を奪還するまでを描いています。
原作は読んでいませんが、NHKのアニメ『キングダム』を観ていたので、映画の公開をとても楽しみにしていました。
とにかく面白い!涙あり、ちょっぴり笑いあり、そして感動あり。
躍動感溢れるアクションシーンは、大画面ならではの迫力があり、映画はやっぱり、映画館で観るに限ると改めて思いました。
キャスティングもよく、特に、信役の山崎 賢人さん。純粋で真っすぐな眼差しと、諦めない強い心、単純なところもあるが、愛嬌もある信を上手く、表現していたと思います。
また、強烈な個性とカリスマ性を備え、独特の口調の王騎(オウキ)を、誰がどう表現するのかも楽しみでした。それは、極太の腕をトレーニングで鍛え上げ、堂々とした風貌の大沢たかおさんでした。あの「ンフフ」という独特の笑い方も、イメージを崩しませんでしたね。
そして、何と言っても里典(リテン/役職名・城戸村の長)役の六平 直政(ムサカ ナオマサ)さん。出番は少ないのですが、存在感抜群です。画面に登場するや否や、中国映画かと錯覚したほど。イチオシです!
印象に残っている言葉があります。それは信が放つ言葉。「夢を見て何が悪い。」「夢があるから立ち上がれる。」「夢があるから前に進める。」「夢があるから強くなれる。」
信の夢は大きいですが、小さな夢、他人にとっては何でもないことでも本人にとっては大切な夢、ありますよね。
先ずは”思う”こと、次に”思い続ける”こと、そして”行動する”こと、そうすれば、”かなう夢もある”と信じています。
映画館を出た後、余韻にひたりながらも、中国が制作したらどのような『キングダム』になるのか、中国版『キングダム』も観たいと思いました。
映画の続編が決定したとのニュースを見、また一つ、楽しみが増えました。
そして、以前、NHKで放送していたアニメ『キングダム』の続きも待ち遠しいです。
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