先日、阪神百貨店梅田本店で開催された(11/21(水)~11/27(火))台湾フェスへ、行って来ました。
台湾の食と雑貨が約40店舗集合!たくさんの方が来場し、会場は熱気に包まれていました。
食では、タピオカミルクティ、マンゴー氷をはじめ、台湾駅弁の排骨(パイクー)弁当、小籠包などの台湾グルメがずらり。チョイスしたのは刈包(台湾バーガー)と台湾そうめん(麺線/メンセン)。
まずは、ふかふかのバンズに、分厚く甘辛い豚の角煮と、ピリ辛の高菜の漬物をサンドした刈包(台湾バーガー)。一口食べて、うん?甘い…。そう、砂糖が入っていたのでした。砂糖のシャリシャリ感と、角煮のトロ~リ感。甘さと辛さがバランスよく絡み合います。ボリューム、味とも満点です。
次に、かつおベースのだしが決め手の台湾そうめん(麺線/めんせん)。トロミが効いた餡に、柔らかい豚モツが入っているので、コクもあります。トッピングのパクチーが、味を引き締めてくれています。あっさり感とコクあり感がたまりません。
からだもこころも、ぽっかぽか!
雑貨で注目したのは、台湾クリエーターによる個性的な約100種類の年賀状です。
来年の干支は、台湾や中国では「豚」ですが、日本では「猪」です。
(なぜ、日本では「猪」?それは📝欄をご覧ください。)
1枚を除いて、干支のイラストはすべて「豚」でした。
可愛いものから???のものまで、独特の世界観を楽しめました。
以下、一目惚れし、購入した年賀状を2枚、紹介します。
”倒福”と愛らしいブタさんの年賀状は、台湾色豊かです。
写真ではわかりにくいですが、淡いピンクとちょっぴり控えめなのが、ブタさんの愛らしさを一層、増しています。
いいことがたくさん起こりそうで、自然と笑みがこぼれます。
(なぜ、「福」が逆さま?それは📝欄をご覧ください。)
上記年賀状の裏面ですが、裏面も台湾が感じられ、2度、笑みがこぼれます。
1枚で2度、美味しい!?
いえいえ、2度、いいね!です。
クリエーターの感性に💮(←はなまる)
日本を意識されたのでしょう。約100種類ある中で唯一、「猪」が描かれていた年賀状です。
木版画のような仕上がりで、落ち着いた中にも温かみを感じます。
イノシシ親子とリンゴでしょうか、それらの小さな影さえも、味わい深いです。
「豚」の年賀状が、日本の人に届けば、台湾や中国の文化に触れる機会にもなりますし、台湾や中国の人たちに届けば、自分たちの文化を知ってくれているという喜びにもなるでしょう。
また、「猪」の年賀状が台湾や中国の人たちに届けば、日本の文化を知ってもらえる機会にもなります。
たった1枚の年賀状ですが、されど1枚です。
おなかもこころも満たされた一日でした。
📝
★「豚年」と「猪年」
中国、秦朝(紀元前221年~紀元前206年)時代、干支に12の動物を当てはめるようになったと言われています。ではなぜ、日本ではブタがイノシシになったのでしょうか。それは…。ブタはイノシシを家畜化したものですが、日本ではその習慣がありませんでした。やがて仏教が伝来、肉食は嫌われ、ブタは日本から消えました。そこへ干支が伝わり、ブタはイノシシになったと考えられています。
*中国語で「猪/zhū」は「ブタ」を、「野豚/Yězhū」は「イノシシ」を意味します。
★「倒福」
“倒福(dào fú/福を逆さまにする)”と“到福(dào fú/福が来る)”が同じ音のため、福が来ることを願い、「福」を逆さまにしています。(諸説あります。)
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